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声の出演者インタビュー
6月某日都内スタジオにて、「宮」の日本語吹替出演者のみなさまにインタビューをして来ました。収録も残すところ数話、クライマックスの展開に現場も盛り上がっていました。チェギョン役の堀江由衣さん(以下、堀江)、シン役の日野聡さん(以下、日野)、ユル役の鳥海浩輔さん(以下、鳥海)、ヒョリン役のたかはし智秋さん(以下、たかはし)の4人にお話を伺いたいと思います。
早速ですが、みなさま、韓国ドラマの吹替をされてのご感想を。
また、「宮」をきっかけに韓国の文化に興味を持たれたなどエピソードがあれば、ぜひ。
堀江:チェギョン役をやらせていただいております、堀江由衣です。初めて韓国ドラマの吹替をやらせていただいて、しかもこのように毎週連続で吹替のお仕事、というのも今回初めての経験でした。とにかくドラマの内容が面白かったので、とても楽しみながらやらせていただきましたね。ドラマで気になっていたのが、ご飯のシーンですが、毎回ご飯が美味しそうだなぁと(笑)。先日、たまたま韓国料理屋さんに行ったら、あのトッポギがあって、ずっと気になっていたのでやっと食べる事ができて嬉しかったです。
日野:お餅だったでしょ?
堀江:そうでした! 甘辛で。
鳥海:甘辛で。(なぜか繰り返す鳥海さん)
堀江:めちゃめちゃ美味しいですよね!
日野:あれが屋台とかで売ってんだよ。
堀江:あ〜、もう屋台とか最高ですよね〜。
ユルが食べさせられてましたね。
日野:そうですね、ありましたね。「えっ!?」って感じで。
堀江:海外生活の長いユル君にはちょっと慣れてない味だったみたいですけど(笑)。すごく美味しくて、また食べに行けたらな〜。
鳥海:大久保で売ってるよ。(小声)
全員:笑
では、たかはしさん。
たかはし:ヒョリン役をやらせていただいてます、たかはし智秋です。そうですね…ヒョリンは夢に向かっていくとてもしっかりした女の子で、よくバレエのシーンが出てくるんですが、もうちょっと派手なアクションのバレエを見たかったな〜って。ロイヤルバレエスクールに推薦される位なので(笑)。あとは、「間」をたっぷりとるのが韓国ドラマの特徴なんですよ。身振り手振りが早いアメリカドラマと比べて、じっくりシーンを見せていく「ため」が慣れるまで難しかったですね。
では、男性陣の日野さんから。
日野:シン役の日野聡です。僕はチュ・ジフンの吹替をやらせてもらうのが今回で3回目なんですけど、またこの「宮」で彼の姿を見れて、新鮮な気持ちでやりました。ただ、今回は宮中の話ってことでやはり喋り口調がみんなどっか硬いというか…。ユルもそうなんですけど、崩せないっていうところが難しくて。
基本、気品たっぷりに話しますからね。
日野:そうですね、喜怒哀楽の怒は結構出るんですけど、それ以外があんまり出し切らないところでっていうのがあるんで、そのあたりの表情とか、心情を色々捉えるのが難しいなと思いながら演じています。
宮廷が舞台の「宮」ならではの感じですね。
日野:そうですね。もっとインとかギョンとかみたいに、ざっくばらんに「イエーイ!」みたいなことをやりたいんですけど。
たかはし:どら息子ズが出てくる(笑)。
日野:普通のノリは出来ないんで。ヒスンとかも。
鳥海:あとチェギョンの家族だ。
堀江:あー、チェギョン家はすごいなあ〜。
日野:あれ位ははっちゃけたいんですけど、なかなかユルとかシンは出来ないし。ヒョリンも。
たかはし:その3人は「ため」グループです(笑)。
なるほど。では、鳥海さん。
鳥海:ユル鳥海です。(ルにアクセント)
全員:笑
鳥海:ユル鳥海です。(ユにアクセント)
堀江:2回…(笑)。
たかはし:ユル鳥海…なんで言い直したん?
鳥海:こっちの方が良いかなって。
たかはし:なるほど。
鳥海:文章にしたら一緒なんだけど。
堀江:一緒ですね。
全員:笑
鳥海:そうですね、内容的なことは日野君が言ったような感じで、ユルもそうですね。前半は特に彼の一面だけをすごくフィーチャーされてるように。ただ、そういう中でも生きてる人間なので、彼らなりの喜怒哀楽があるわけで、そういうさじ加減とかは確かに非常に難しいとこではありましたね。あとは、韓国ドラマ独特のダイナミックな展開って言うんですか?次のシーンになると「お!?」っていうことが結構あって、色んな意味でダイナミックなので、そのあたりの繋がりや流れが意外と難しい時がありますね。
その後、ラストのユル親子がすごい展開になっていくことを話すと、みなさんびっくりされてました(一気に台本が渡されるわけではないので、みなさん最終話まで見ていません)。和気あいあいとした収録現場ですが、このインタビューの続きは7月14日発売予定の「宮」ドラマ公式ガイドブックにて公開予定です。みなさんの印象に残ったシーンなど、お楽しみに♪
そして、出演者のみなさんからコメントが届きました!
私にとって初めての韓国ドラマでしたので、すごく緊張しましたし、慣れない事ばかりでとまどいました。でも「宮」という作品が本当に面白くて、チェギョンという女の子がすごく魅力的で、とても励まされました♪ ぜひ見て下さい♪
── 堀江由衣(シン・チェギョン役)
チュ・ジフンの吹き替えをやらせて頂くのは今回で3度目なのですが、彼の代表作の一つでもあって大変素敵な作品でした。
僕自身も気持ちを込めて吹き替えていますので、沢山の方に観て頂けたら嬉しいです。
── 日野 聡(イ・シン役)
素直なのは良いことですが、自分の気持ちに素直すぎるのも考えものですね。ま、みんなが幸せならそれでいいです。
── 鳥海浩輔(イ・ユル役)
実は、韓国ドラマの吹き替えをやらせていただいたのは、ソン・ジヒョさんが初めてなんです。しかもこのヒョリンという役は、とってもクールでしっかりした女の子。芯の通った落ち着きのある声を意識しました。早く出来上がりが見たいです!
皆様も是非是非YO〜チェケラ〜♪
── たかはし智秋(ミン・ヒョリン役)
こんなにも楽しく、優しく、せつないドラマ! つい仕事を忘れて夢中になり、やがて温かい感動に充たされました。おちゃめな皇太后役のキム・ヘジャさんに他のドラマでも、また、お目にかかれます様に。
「宮」の皆さん、ありがとうございました。
── 久保田民絵(皇太后役)
若さゆえの理想と現実の狭間で苦悩する若者達と秩序や理性を重んじる大人達との確執。
シンプルな物語で、ある意味古典的、しかし普遍性がある。
韓流ドラマ面白い! 僕もハマリました。
── 辻谷耕史(皇帝役)
仕事をしながら泣いたり笑ったりと、自分自身ファンの一人になってしまいました。日本語吹替え版で、新たな「宮」ファンが増えることを祈っています。大切に演じさせて頂きました。是非、吹替えでもお楽しみ下さい。
── 五十嵐 麗(皇后役)
ファヨンという役はまさに悪役! なぜ、そこまでと、驚かされながらも、母親としての深すぎる愛情には、ちょっと切なくなります。野望を持ち続ける強さと、そしてミステリアスな部分もあって、やりがいのある役です。
── 高島雅羅(ソ・ファヨン役)
大事な大事な娘が「宮家」に嫁ぐ…エッ!? どこのケ?…とにかく「宮殿」ってスゴイんです! 本当、アッ!パレス!!! あたしも借金に負けず、シャッキーンとしなくちゃ!
「宮」見てネ!!
── 岩崎ひろし(チェギョン父役)
娘チェギョンを思う母心が、とても好きです。チェギョンが明るくまぶしく、シンにもユルにも愛される娘に育ったのは、この母のおかげ!楽しいパパとの夫婦シーンにも、愛情があふれています。この母は私のおはこ!
── 滝沢ロコ(チェギョン母役)